ソテツの育て方|handyman-ccrp

剪定

樹齢40年ほどのソテツの剪定

沖縄も暖かくなってきたので先日ソテツの剪定をしました

去年は、花が咲き種まで出来ていたのでしばらくほって置いたら、花の中央からニョッキとしたものが・・・新芽です
種が自然に落ちるまでには時間がかかるので剪定しました

剪定ばさみと刈り込みばさみを使って古い葉を半分ずつに分けて剪定して、そのあとに花と種を剪定ばさみで綺麗に取り除いていきます
葉の部分は、一度に切るより2~3分割で切るとごみ袋に入れるときに楽で多く入ります
いつの間にか飛び出てしまったw

古い葉と花と種を剪定した後の写真がこちら

ソテツの新芽画像
スッキリ新芽だけに

すでに新しい芽が出ています。

シジミ蝶(クロマダラソテツシジミ蝶)の産卵を避けるためにお薬を散布。
それでも、なぜか食われるこのソテツ、散布した薬が雨に流されているのだろう。
毎年防虫ネットをしようか迷っているいる間に被害に遭うので
今年もそのままで( ^ω^)・・・

ソテツの剪定の時期はいつがいいのか?

毎年思うこと、剪定の時期はいつがいいのか?ってこと。

ソテツの剪定の時期は、中央に新芽が出始めたころに古い葉を切り取った方が綺麗に出来る。新芽が20cmほど伸びてきたら、剪定ばさみと刈り込みばさみを使って古い葉を半分ずつに分けて剪定して、そのあとに花と種を剪定ばさみで綺麗に取り除いていきます。葉の部分は、一度に切るより2~3分割で切るとごみ袋に入れるときに楽で多く入ります

剪定後、先に書いたようなことになる前に・・・

新芽にシジミ蝶が卵を産み付けないように網を被せたり、薬を吹き付けたりしないと葉が柔らかいうちに幼虫に食べられてしまいます。そうなると、ボロボロの葉のまま開いて見た目が悪いですので気をつけないといけません

今年は、シジミ蝶のポスターで警告しようと「wanted」バージョンで作成

久しぶりのデザイン・・・シンプルに

花と実が付いた後の剪定

ソテツの雌花と種は、同じ茎についています。この時の剪定は、マスクや眼鏡等で粉塵対策をして行います
風が強い日は避けた方が良いです。

ソテツの雌株
ソテツの雌株の大胞子葉(だいほうしよう)と胚珠(はいしゅ)

大胞子葉(だいほうしよう)と胚珠(はいしゅ)が枯れ始めたころに新しい芽が出てきます
新芽が柔らかいうちは、クロマダラソテツシジミ蝶が産卵をし、幼虫になると新芽が食い荒らされボロボロになるので薬を撒く必要があります
それをしないと、ボロボロの葉のままってことになります

ソテツの新芽
ソテツの実が落ちた後に再び新芽が出てくる

花は表面が綿のようなもので覆われているのでそっと手で持ちながら剪定ばさみを入れてカットします。

実が落ちた後のソテツ
古い葉を落として、実を覆っていたがくを切り落とす

バサバサ大胆に切っていくと表面の粉が舞ってしまって大変です。ごみ袋を足元に置いてカットしたらすぐに入れるようにしていくと後の片付けが楽です

新芽が開いたソテツ
防虫対策をしたソテツ

クロマダラソテツシジミ蝶やカメムシ等から新芽を守るために防虫対策をしたソテツは、青い空に映える綺麗な緑色の葉を大きく広げ迫力も違います

ソテツの花と実と株分け

剪定しないとソテツが倒れるよ~
決して育て方が難しいわけではないソテツだが
ずーと、後回しにしていたソテツの剪定

無視していたわけではない。
剪定すると新しい芽を出してくるのだが時期を見誤るとシジミ(クロマダラソテツシジミ蝶)ちゃんの幼虫に食い荒らされて新芽はボロボロに・・・

去年は、新芽が出るたびに毎回やられて薬を散布した。
そしたら、隣に植えてある椿まで影響が・・・散布した薬と虫(ゾウムシ?)にやられてしまった。
きれいな緑の葉が、ところどころ茶色になって枯れ落ちた。
椿は、新芽以外のすべての葉をカットして、ソテツは新芽が出たら薬を散布。
そしたら、ソテツはシジミちゃんを寄せ付けなく成長し実をつけた。が、しばらくすると、頭が重いせいか塀に倒れ掛かっている・・・何年かぶりの花と実

ソテツの雌花(みーむなー)
みーむなー(雌)の花

ソテツは、種子で増やすこともできますが脇芽がある場合は脇芽をえぐり取って葉を半分くらい切って直植えして根が生えるのを待った方が成長しやすいです。

ソテツ特徴

ソテツについて調べたら

ソテツ(学名:Cycas revoluta、科名:ソテツ科、別名:蘇鉄)
原産地:九州南部~中国大陸南部
大きさ:高さ3m~10m
開花期:7月~10月
花言葉:雄々しい
育て方:水やりは週1くらい。表面が乾燥していたら湿る程度。新芽が出るころ虫付きに注意
日光が当たる所で育てましょう
手入れ方法:枯れた葉や葉が密集してきたら、下の古い葉を根元から切り落とす。屋外の場合クロマダラソテツシジミ蝶の幼虫の被害に注意
肥料:ほとんどいらない。
用土:観葉植物の土。私はしっかりと根付く土多めの用土を使っています(土7、砂2、石1(石灰岩小粒、軽石等)
病害虫:屋外では、新芽が出る時期はクロマダラソテツシジミ蝶の幼虫の被害に注意、新芽が幼虫に食われてボロボロになります。他にクモの巣
難易度:比較的そだてやすい。水あげもほとんどしない、結構強くてやせた土地でも育ちます

当地沖縄では、潮風の強い海岸沿いの岩が多いところでも自生しています。
そんな南国イメージのソテツですが花の種類も、うーむなー(雄)、みーむなー(雌)と言って種類の違う株があり円柱状と球体状の花が咲きます。
樹齢1000年を超える長寿のソテツは国の天然記念物に指定されている木もあります
冬越し:耐寒性に弱いので屋外では、特に雪の降る地域は藁むしろのようなものでくるんで防寒し冬越しをしています
増やし方:種子による増殖。脇芽(大きくなった株の途中に出る子株)をえぐり取って、鉢や地植えで可能です(画像あり)

何年かぶりに花?
実もなっている。今年はいい年なのかなぁ~

風水では、金が集まるとか金運的にも恵まれるとか( ^ω^)・・・なんか、財宝に見えてきたよこの写真

うんっ!
本題忘れるところだった

とりあえず、チクチク刺す葉を剪定。
風通しと太陽の光が入るように透かし剪定した。

どう見ても、頭でっかちぃーだね

台風が来るとフェンスも倒しかねないので、丸太杭で補強。
丸太杭は、リサイクルで
ブロック塀から角材で押し上げるようバールを使ってクイクイ、幹を折らない程度に離して
丸太杭を設置。結構な重労働だな( ^ω^)・・・
実は、時期が来たら刈り取ろう。

ソテツが倒れないように補強した
とりあえず、強風に倒されないだろう

角材は、来年までそのままに・・・台風対策?

ソテツは脇芽で増やす

ソテツは何年かおきに花そして実をつけます。今回は、花と実そして株分けが出来たのでそれについての説明と方法。ソテツは、実の中に種子がありそれを植えることによって増やすことができますが、それ以外にも脇芽をえぐり取って挿し木することで増やす方法があります

昨年からソテツの子供も側からにょきにょき。
脇芽の画像です

ソテツの脇芽
下から見たソテツの脇芽・・・よく見ると切り落とした葉(枝?)の間から出ている

下からのぞくとこんな感じに脇芽がついています
それをえぐり取って株分けして増やしていくのですが、すべてが発根するわけではないので多めに直植え。
いくつかを直植えしていたので、鉢に植え替えて子孫を残そう。
鉢植えは、シジミ(クロマダラソテツシジミ蝶)ちゃんに食われないように移動しておこう。
子宝だねぇ~

前に子株を挿し木したものがうまく根を張って綺麗に育っているのでそれを大きく育てていこう
おしゃれな鉢に植え替えると室内でもかわいくていい感じのインテリアに
かわいい鉢植え(下の画像)にするとなぜか欲しいという方が増えます

挿し木したソテツの脇芽
小さい株は2~3個まとめて・・・おしゃれに植える
いろいろな鉢に挿し木した脇芽
鉢を変えると見た目も変わる

ソテツを好んで繁殖するクロマダラソテツシジミ蝶

ソテツの剪定や株分けを行うときは、クロマダラソテツシジミ蝶は注意が必要です
小さい灰色の蝶ですが、ソテツの周りをよく飛びまわっています。結構な数で繁殖しますので知らぬ間にソテツを食い荒らします。

クロマダラソテツシジミ蝶の画像

近年は年中飛び回っているので、ソテツの周りに大量に飛び交っているときは特に注意が必要です

ソテツの防虫張り紙
クロマダラソテツシジミ蝶の注意ポスター・・・自作

クロマダラソテツシジミ蝶に食い荒らされると悲惨なソテツになり、お庭の景観も損なわれます

クロマダラソテツシジミ蝶に食い荒らされたソテツ
葉が完全に開かないうちにクロマダラソテツシジミ蝶に食い荒らされたソテツ

いつの間にかこうなってしまう前に、ソテツの剪定方法を正しく知って綺麗なシンボルツリーに・・・

打ち上げ花火のようなソテツ
上空からだと打ち上げ花火のよう
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